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NYタイムズに取り上げられた山口市の「山口祇園祭」始まる…「外国人観光客多いように感じる」

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神社で奉納された鷺の舞
神社で奉納された鷺の舞

 米紙ニューヨーク・タイムズの「今年の旅先52選」に取り上げられた山口市の夏の風物詩「山口祇園祭」が20日始まった。同市上竪小路の八坂神社では、約600年前から受け継がれている県指定無形民俗文化財「 さぎ の舞」が奉納され、 裸坊はだかぼう と呼ばれる男衆約400人がみこし3基を 御旅所おたびしょ (山口市駅通り)まで担いだ。

 同神社によると、山口祇園祭は室町時代に京都の八坂神社から伝わった。舞もその頃に導入され、この日は保存会の15人が観光客らを前に披露。神の使いである2羽のサギを猟師が狙っていることを、2人の少年が小鼓をたたいてサギに知らせて助ける様子を表現し、奉納が終わると拍手がわき起こった。

 その後、「四角」「六角」「八角」と呼ばれる3基のみこしを男衆が担ぎ上げ、かけ声とともにまちを練り歩いた。

 見守った山口県長門市の医療従事者(53)は35年前にみこしを担いだといい、「これこそが山口の夏祭り。今年は外国人観光客が多いように感じる」と話していた。

 山口祇園祭は、24日に中心市街地で「市民総踊り」、27日にはみこしを神社に戻す「 御還幸ごかんこう 」が行われる。27日までの期間中、御旅所では日用品などが当たる福引を楽しめる。

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