能登復興へ宿泊税導入を 北陸経済連合会が提言、石川など3県で

北陸経済連合会は5日、能登半島地震からの産業復興ビジョンを公表した。富山、石川、福井の3県で宿泊税を導入し、能登地域の産品PRや外国人などの誘客につなげる事業の財源とするよう提言した。

復興ビジョンでは、能登半島を「稼ぐ観光地」にすることを目指すと強調。伝統産品や食材といった能登の特色を打ち出すブランド化を進めるとした。

復興の過程を積極的に発信し、地震の教訓を伝える「語り部」の活動を展開し、他地域との違いを際立たせることができると指摘した。

今後、防災や復興まちづくりに関する技術や人材が能登地域に集まる可能性にも言及。産学官一体となって、新技術を活用したり、輪島塗などの伝統産業の市場開拓に取り組んだりするよう提案した。

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