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九州経済連合会は17日、九州7県を対象に今夏の導入を目指している次世代移動サービス「九州MaaS(マース)」について、鉄道やバス、航空、フェリーといった主要交通事業者を中心に約80社・団体が参加すると発表した。国内最大規模の広域サービスとなる予定で、路線や料金設定などの具体化を進める。
参加するのは、JR九州や西日本鉄道をはじめ、九州産交バス(熊本市)や南国交通(鹿児島市)、タクシー大手の第一交通産業(北九州市)、フェリーの九州郵船(福岡市)など。航空業界からは全日本空輸が加わる。各県もメンバーとして入る。
九州MaaSでは、スマートフォンのアプリで各事業者の垣根を越えた時刻検索や乗車予約、事前決済、デジタルチケット発行などのサービスを提供し、乗り継ぎの利便性向上を図る。国土交通省のMaaS推進策「新モビリティサービス事業計画」で全国初の認定も受けている。