台湾で3日に大きな地震が発生し、東部の花蓮で震度6強を記録するなどした。これを受け、日本では台湾への渡航予定を取りやめる動きも出ているが、台湾観光庁は4日に日本人旅行者へ向けたメッセージを出した。
台湾観光庁の周永暉長官と台湾観光庁東京事務所の鄭憶萍所長の連名で出されたメッセージでは、「現在、花蓮地域では一部の鉄道や道路の損壊が発生しているものの、国内の各主要空港、港湾、鉄道、高速鉄道(新幹線)、市街のMRTなどは既に平常運行に運行に回復しています。また、外国人観光客が多く訪れる観光地や、観光施設におきましては被害もなく、安全であると各所での確認が報告として届いており、皆様には安心して台湾にお越しいただける環境となっております」と台北など主要な観光都市では交通インフラなどに影響は出ていないことを強調した。
また、被災地域へ日本から多数の励ましの声が届いていることにも触れ、「台湾は日本と同じ島国で、不可抗力である天災の脅威に立ち向かわなければなりません。今回の花蓮地震発生後、各界からのお見舞いのお言葉や、ご心配、激励のお声を数多く頂戴し、大変ありがたく存じます。私どもは、これまでも台日双方において真心からの友情と絆を感じてまいリました。日本は私たちにとって大切な友であり、変わることのないご支持とお力添えに対し、台湾観光界を代数して衷心より感謝申し上けます」と感謝を述べた。