リゾートトラスト、旧八ケ岳アウトレット跡地にホテル
山梨県北杜市で2023年6月に経営破綻した「八ケ岳リゾートアウトレット」の跡地に、リゾートトラストが会員制リゾートホテルを建設することが決まった。北杜市が3日記者会見し、同社と事業の円滑な推進で協力する協定を結んだと発表した。年内にも着工し、26年の開業を見込む。
八ケ岳南麓の森に囲まれた18ヘクタールの土地に低層のホテルを複数棟建設する。投資額は非公開だが、市は「少なくとも100億円以上の事業規模になる」と述べた。土地を管理する2団体と同社が年間1300万円で賃貸借契約を結ぶ。
協定では上下水道の整備や温泉の供給、近隣の市営スケート施設の騒音低減などで市が協力することを明記した。上村英司市長は「アウトレットの破綻・閉鎖から1年足らずで跡地活用の解決が図れた。(ホテルが立地する)小淵沢エリアは観光の重要拠点であり、地域経済の活性化が期待できる」と話した。