山梨中央銀行、「飛鳥Ⅱ」乗船客向けに山梨ツアー企画
山梨中央銀行は清水港(静岡市)に寄港した豪華客船「飛鳥Ⅱ」の乗船客を山梨県に誘致するツアーを企画した。2023年秋に新規参入した観光事業の富裕層向け企画の第1弾。豪華客船から県内への新たな観光流入を創出し、地域経済の活性化につなげる。
船舶投資ファンドのアンカー・シップ・パートナーズ(東京・中央)と連携し、清水港から身延山久遠寺(山梨県身延町)や宿坊などを巡る日帰り観光ツアーを企画した。20日に同港に停泊した飛鳥Ⅱのクルーズの寄港地観光ツアーのひとつとして催行され、乗船客のうち15人が参加した。
山梨中銀は今後も県内に誘客するツアーを企画し、交流人口の増加による県内観光消費額の拡大を図る方針。24年度以降には旅行業の許認可手続きをし、専門子会社を設立して個人向け観光事業を本格的に展開する。