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トヨタ自動車のサブスク(定額利用)を手がけるKINTO(キント)は、一般ドライバーが有料で客を運ぶ「ライドシェア」に関する意識調査結果を公表した。「Z世代」と呼ばれる18~25歳の620人のうち、「利用に興味がある」と答えた人は4割超に上り、一定の需要があることが明らかになった。
ライドシェアについては、政府が4月から公共交通が不足する地域や時間帯に限り、基準に適合したタクシー会社に事業参入を認める。
調査ではライドシェアの事業内容を伝えた上、利用に興味があるかを聞いたところ、「非常に興味がある」が9・9%、「やや興味がある」が33・2%となった。「あまり興味がない」は24%、「全く興味がない」は20・8%だった。
ライドシェアに興味がある理由(複数回答可)については、「配車を待つ時間が短くなる」が51・5%で最も多かった。「移動手段が広がり、よりスムーズに移動できる」が36・6%で続き、利便性の向上を期待する意見が多かった。
利用したいと考える場面(同)は、「自身の旅行やお出かけ」と「家族・友人らとの旅行やお出かけ」がともに40・3%でトップだった。「通勤や通学」という回答も26・9%あった。
一方で、興味がないと答えた理由(同)については、「他人の自動車に乗ることに抵抗感がある」が最多の35・3%、「安全性が確保されるか心配」が31・7%となった。一般ドライバーの運転に対して、信頼性を懸念する利用者も多いことが浮き彫りとなった。