JR肥薩線、復旧へ最終調整 20年九州豪雨で一部区間不通続く

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国と熊本県、JR九州によるJR肥薩線検討会議の冒頭であいさつする田嶋徹・熊本県副知事(中央)=熊本市中央区で2024年2月13日午前9時50分、山口桂子撮影
国と熊本県、JR九州によるJR肥薩線検討会議の冒頭であいさつする田嶋徹・熊本県副知事(中央)=熊本市中央区で2024年2月13日午前9時50分、山口桂子撮影

 2020年7月の九州豪雨で被災し一部区間で不通が続くJR肥薩線について、熊本県とJR九州が、鉄道復旧を前提として県が沿線自治体と取りまとめた復興方針案での基本合意に向けて最終調整に入っていることが関係者への取材で判明した。3月下旬にも国を交えた検討会議が開かれる見通しで、日常利用の創出など残された課題について詰めの協議が続いている。

 肥薩線の復旧を巡っては、22年3月から国、熊本県、JR九州の3者で24年2月までに計6回の検討会議を開催。県は23年12月の検討会議で、約235億円に上る復旧費について、JR九州の負担を減らすため国の支援策を活用したうえで地元の負担割合を取りまとめ、33年度までに八代(熊本県八代市)―人吉(同県人吉市)間の復旧を目指す復興方針案を提示した。

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