完了しました
伊賀市中心部の空き家を改修し、宿泊施設として再生する「NIPPONIA HOTEL伊賀上野城下町」事業で、4か所目となるホテルが完成し、5日にオープンする。同市上野中町にある江戸末期建築の古民家を再生したもので、市の担当者は「観光客が最も歩くエリアなので、完成を待望していた。にぎわい作りにもつながる」と期待している。(北島夏記)
ホテルに生まれ変わったのは「筒井邸」。
客室は3室あり、それぞれ別棟になっている。このうち定員4人の「スイート」(木造2階建て117平方メートル)は、欄間、
他の2室(定員各2人)も、太い梁や旧倉庫の壁を残したり、中庭を設けたりして、江戸期の雰囲気を体感できる。
同事業では、第1期として3か所(計10室)が2020年11月~21年5月に開業。昨年10月までの3年間で約1万人が宿泊し、週末はほぼ満室が続いているという。第2期では、今回の筒井邸に続き、同市上野田端町にある古民家を改装中で、夏には開業する見通し。