CAの身だしなみ、男女共通ルールに 服装や化粧…多様性尊重

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男女共通の制服を着用するエアージャパンの客室乗務員ら=東京都渋谷区で2023年3月9日、中村宰和撮影
男女共通の制服を着用するエアージャパンの客室乗務員ら=東京都渋谷区で2023年3月9日、中村宰和撮影

 客室乗務員の身だしなみルールについて全日本空輸と日本航空が男女共通に改定し、男性は化粧や爪のネイルができ、女性はパンツスタイルを選べるようにするなどしている。「空の上」でも多様性を尊重する取り組みが広がっている。

 全日空は2023年11月にルールを改定。髪形や化粧、ネイル、アクセサリーなどの男女差を基本的になくした。従来は不可としていた男性の化粧について、基礎化粧や化粧下地、リップグロスの使用を認めた。ファンデーションなどは清潔感があれば大丈夫で、ネイルは規定の色ならOKとした。同社の担当者は「男女差を極力なくしたかった。清潔感という観点で、お客さまの受け止めや社会の価値観などを総合的に判断した。男性のメークは身だしなみとして当たり前の時代になっている。男女ともに清潔感が損なわれるメークは不可としている」と説明する。

 同社によると、男性客室乗務員からは「肌荒れを隠す役割として自然なファンデーションを塗っていて、印象や気持ちが明るくなった」「今後、男性が増えていく上で、化粧を選択できることはプラスに働く」「時代背景に合う」との声が上がっているという。

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