静岡空港の1月搭乗者数、41%増 搭乗率過去最高に
インバウンド(訪日外国人)が静岡空港(静岡県牧之原市)の利用を押し上げている。県がまとめた1月の搭乗者数は、前年同月比41%増の3万2940人だった。ソウル線や台湾線が好調だったことが寄与した。国内線と国際線の合計の搭乗率は68%で、1月として過去最高となった。
搭乗者数の内訳では、国内線が11%減の2万791人だった。政府の観光振興策「全国旅行支援」がなくなったことや、出雲線や福岡線で提供座席数が減ったためだ。国内線の搭乗率は62%。
国際線は計1万2149人が利用した。チェジュ航空のソウル線は1月として過去最高の搭乗率(82%)と搭乗者数(9649人)を記録した。期間限定で運航している台湾(高雄)のチャーター線も搭乗率は85%に達する。4月末から増便を予定する上海線は50%だったものの、上昇傾向にある。
6月には開港15周年を迎える。新型コロナウイルス禍前の水準の搭乗者数や路線数の確保に向け、県担当者は「若年層向けプロモーションを急ぎたい」としている。
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