ライアンエア、ボーイング機納入遅延で夏に減便も=CEO

ライアンエア、ボーイング機納入遅延で夏に減便も=CEO
 2月26日、アイルランドの格安航空大手ライアンエアのマイケル・オライリー最高経営責任者(CEO)は、ボーイングから6月末までに納入される機体数が従来予想をさらに下回る見通しで、繁忙期である夏季に減便を余儀なくされる可能性があることを明らかにした。写真はライアンエアのロゴ。2021年9月、アイルランド・ダブリンで撮影(2024年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)
[ダブリン 26日 ロイター] - アイルランドの格安航空大手ライアンエア(RYA.I), opens new tabのマイケル・オライリー最高経営責任者(CEO)は、ボーイング(BA.N), opens new tabから6月末までに納入される機体数が従来予想をさらに下回る見通しで、繁忙期である夏季に減便を余儀なくされる可能性があることを明らかにした。
従来は4月末までに「MAX8200」を57機受け取るはずだったが、ボーイングから約1週間前に6月末までの納入数が約50機になると連絡を受けたという。ボーイングは、アラスカ航空が運航するボーイング737-9(MAXシリーズ)の機体の一部が飛行中に吹き飛ぶ事故が起きたことを受け、調査を受けると同時に737MAXの増産を禁止されている。
オライリー氏は実際に何機を受け取ることになるかは分からないとした上で、引き渡しの遅れで「3月末までに40機しか受け取れないなら小幅な減便を発表せざるを得なくなる」と述べた。そうなれば4月からの新年度の旅客数は従来予想の2億0500万人に対し、2億人にとどまる公算が大きいという。

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トムソン・ロイター

Joanna reports on airlines and travel in Europe, including tourism trends, sustainability and policy. She was previously based in Warsaw, where she covered politics and general news. She wrote stories on everything from Chinese spies to migrants stranded in forests along the Belarusian border. In 2022, she spent six weeks covering the war in Ukraine, with a focus on the evacuation of children, war reparations and evidence that Russian commanders knew of sexual violence by their troops. Joanna graduated from the Columbia Journalism School in 2014. Before joining Reuters, she worked in Hong Kong for TIME and later in Brussels reporting on EU tech policy for POLITICO Europe.