北陸応援割、新潟県は3月8日から予約受け付け 県「全国から来てほしい」

新潟県庁=新潟市中央区(本田賢一撮影)
新潟県庁=新潟市中央区(本田賢一撮影)

能登半島地震からの復興に向けた政府の観光支援策「北陸応援割」について、新潟県は22日、3月8日から予約の受け付けを開始すると発表した。県観光企画課の笹川真由美課長は「全国から新潟に来てほしい」と話している。

応援割の名称は「にいがた応援旅割キャンペーン」で、実施期間は北陸新幹線の金沢―敦賀間が延伸開業する3月16日から4月26日までの宿泊分。予算を使い切った時点で終了となる。

今後は、今月27日に宿泊業者向け、29日に旅行業者向けの説明会を実施。その後、応援割への参加申し込みを受け付ける。

北陸4県(石川、富山、福井、新潟)を対象にした応援割の予算額は94億4千万円で、新潟県にはこのうち約24億7千万円が配分される。同課によると、これは30万人が1泊する分に相当するという。

応援割は、1人1泊2万円を上限に、4県への旅行代金の50%を補助する仕組み。同一県内に2泊以上するパックツアーを購入する場合は、1人当たり3万円が割引の上限。2県以上で宿泊する周遊型は、上限を3万5千円にする。

利用する場合、宿泊施設のチェックイン時に、免許証の提示など本人確認が必要になる。詳細は特設サイトで見ることができる。

県内の宿泊施設では能登半島地震の発生以降、1月末までに約2万5千人分のキャンセルがあり、被害額は推計で約3億4千万円に上るとみられている。

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