星野リゾート、ニセコのホテル開業28年に延期 2年後に
星野リゾート(長野県軽井沢町)は21日、北海道のニセコにつくるホテル「星のやロッジ ニセコ(仮称)」の開業時期を2026年秋から28年に延期すると発表した。建設コスト上昇でデベロッパーによる着工が遅れているため。
客室を分譲する手法を採用する。分譲価格や宿泊料金は決まっていない。地上5階・地下1階建て、客室数62室との計画は変更しない。
スキー場「ニセコ東急グラン・ヒラフ」に近い倶知安町のひらふ地区に建てる。星野佳路代表は「ひらふでは一番いい立地だ。部屋での滞在や食事などで満足できるようにしたい」と語った。
弟子屈町の川湯温泉には温泉旅館「界 テシカガ」を26年に開く。星野代表は「(白老町で22年に開業した)『界 ポロト』と似た構造になる。客室数は40室前後を検討している」と述べた。
このほか函館市に都市型ホテル「OMO5函館」を7月6日に開業する。2月21日からホームページで予約の受け付けを始めた。既存の宿泊施設を改装し客室数は245室。正規の宿泊料金は1室1泊あたり3万1000円からでレストランや温泉を備え、ホテルと函館市内各地の観光地を結ぶ宿泊者向け周遊バスも運行する。
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