興和、箱根に高級ホテル「エスパシオ」 今春開業
興和(名古屋市)は神奈川県箱根町で高級ホテル「エスパシオ箱根迎賓館 麟鳳亀龍(りんぽうきりゅう)」を今春に開業すると発表した。エスパシオブランドは2019年、米国ハワイに開業して以来2件目で国内では初の展開となる。インバウンド(訪日外国人)など富裕層の取り込みを目指す。
場所は旅館「対星館」の跡地で、箱根登山鉄道宮ノ下駅から徒歩3分、専用のモノレールで5分乗ったところにあり、敷地面積約4万4000平方メートル、延べ床面積は2184平方メートル。
客室は9棟建設し、1棟ずつ貸し出す。室内は53〜264平方メートルの広さで、テラスやプール、露天風呂を備える。各棟の装飾はアーティストが担当し、伝統工芸によるアートも設置する。
料金は未定としているが、ハワイの「エスパシオ」は1室1泊20万円超からで、箱根も富裕層向けの宿泊施設として運営する予定だ。
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