成田空港、店舗売り上げ好調 客足回復、コロナ前超え過去最高も

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長い行列ができる成田空港の出国エリアの土産物店=千葉県成田市で2024年1月26日午後5時19分、中村宰和撮影
長い行列ができる成田空港の出国エリアの土産物店=千葉県成田市で2024年1月26日午後5時19分、中村宰和撮影

 成田空港内店舗の売り上げが好調だ。飲食や物販、免税の各店舗全体の単月売り上げが5カ月連続で新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年同期を上回り、23年12月には19年同期比12%増で過去最高を記録した。航空旅客の回復や円安の影響でさらなる売り上げ増が期待され、新規出店も相次いでいる。

 夕方の成田空港。北米やアジア方面の出発便が集中する時間帯を前に、出国エリアの土産物店は大勢の旅客でごった返し、レジ待ちの行列が約50メートルと店舗の外の通路まで延びていた。

 同空港内店舗の売上額は18年度に過去最高の1432億円を記録したが、コロナ禍で20年度に86億円まで落ち込んだ。だが、休業していた店舗も徐々に営業を再開。20年1月に479店あり、その後149店まで減った店舗数は24年1月末時点で369店まで回復した。成田国際空港会社によると、中でも高級ブランド品や時計、宝飾、食料品、菓子などがよく売れていて、単月の売上額は非公表だが、23年8月から5カ月連続で…

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