西武HD純利益39%減 4〜12月、資産売却の反動で
西武ホールディングスが8日発表した2023年4〜12月期連結決算は、純利益が前年同期比39%減の431億円だった。新型コロナウイルスの5類移行や訪日客の増加でホテルと鉄道の利用が回復したが、前年同期にホテルなど固定資産を売却した反動があった。
売上高に当たる営業収益は12%増の3604億円、営業利益が2.4倍の476億円だった。国内ホテル1室あたりの収益力を示すRevPAR(売上高を販売可能な部屋数で割った数値)は69%増の1万3558円で、コロナ禍前の19年同期実績(1万3056円)を上回った。鉄道の輸送人員は5%増の4億4576万人と、19年同期比9割弱の水準に回復した。