日本空港ビル、4〜12月最終黒字141億円 旅客数が回復
日本空港ビルデングが7日発表した2023年4〜12月期の連結決算は、最終損益が141億円の黒字(前年同期は25億円の赤字)だった。新型コロナウイルス禍から観光需要が急回復し、運営する羽田空港ターミナルビルの旅客数が増えたことで施設利用料収入が増えた。
売上高は前年同期比2.1倍の1590億円だった。10〜12月の羽田空港の旅客数は、国内線が19年同期の9割の水準まで回復し、国際線は1割弱上回った。4〜12月の施設利用料収入は389億円と99%増え、駐車場や広告収入も膨らんだ。
24年1月に発生した羽田空港での日本航空機と海上保安庁の航空機の衝突事故については「欠航便が相次いだことで一時的に旅客が減少したが、影響はそこまで大きくない」としている。