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台湾で春節(旧正月)の休暇が8日から始まるのに合わせ、訪日外国人の入国審査の一部を出発地の空港で行う「プレクリアランス(事前審査)」が台北近郊の桃園国際空港で行われている。日本到着後の審査は長い待ち時間を強いられることもあり、余裕のある搭乗前の実施で滞在を最大限楽しんでもらう狙いだ。
台湾での本格実施は2009年以来で、今回は今月1日から1カ月間、函館や仙台、高松など地方10空港に向かう便の旅客を対象に実施。手続きは通常数分間で済み、到着後に最終確認して入国許可が出る。利用は任意だが、対象客の約9割が利用しているという。
7日午前、桃園空港の搭乗ゲート前のブースでは、日本から派遣された入国審査官らが乗客の旅券(パスポート)を確認したり、指紋を登録したりした。花巻空港(岩手県)が起点の東北周遊ツアーに添乗するガイドの何正之さん(56)は「日本の空港で長く待たされずに済むので、利点は大きい。お客さんには雪景色をたっぷり楽しんでもらいたい」と話した。
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