森トラスト、関西での投資を加速 大阪・難波の米マリオット系ホテルを取得

森トラストが取得した「フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波」=大阪市浪速区(同社提供)
森トラストが取得した「フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波」=大阪市浪速区(同社提供)

森トラストは30日、米マリオット・インターナショナル傘下の宿泊特化型ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波」(大阪市浪速区)の土地、建物を取得したと発表した。取得額は非公表。難波地区におけるマリオット系は同ホテルのみで、森トラストのホテル事業としても難波は初進出となる。

取得したのは約1670平方メートルの土地と、300の客室を擁するホテル棟。森トラストは所有会社となり、運営会社はこれまでと同じなんばホスピタリティ(東京都港区)が担う。令和2年7月に開業した同ホテルはJRや南海電鉄、大阪メトロの難波駅から徒歩5分の好立地にある。

森トラストは5年度から12年度に日本国内で新たに2千室のホテル客室供給を目指している。「大阪、関西は中長期的に観光やビジネスの需要が見込める」(広報担当者)などとし、インバウンド(訪日外国人客)の受け皿となる国際ブランドのホテルを増やす重要性を強調。

同社は5年5月にもJR京都駅近くのリーガロイヤルホテル京都(京都市下京区、全489室)を取得するなど、関西での投資を加速させている。

会員限定記事会員サービス詳細