意外に近い? 誰もが宇宙旅行に行ける時代　国内企業も続々参入

　誰もが宇宙旅行に行ける時代は、意外に近いかもしれない。これまで米国企業が先行してきた宇宙旅行事業だが、国内のベンチャー企業や旅行会社が次々に名乗りを上げている。

北海道で24年後半、気球で宇宙遊覧

　ベンチャー企業の岩谷技研（北海道江別市）は今年後半、ガス気球を使って成層圏まで到達する「宇宙遊覧」を実施する予定だ。事業には大手旅行会社JTBなどが参画している。

　宇宙遊覧は、気球に取り付けた2人乗りのキャビンにパイロット1人と乗客1人が搭乗。約2時間かけて上空約25キロの成層圏まで上昇し、約1時間滞在した後、約1時間かけて降下する。成層圏では青く輝く地球を眺めることができるという。