ユナイテッド航空、第1四半期は赤字予想 ボーイング機運航停止で

ユナイテッド航空、第1四半期は赤字予想 ボーイング機運航停止で
 1月22日、米航空大手ユナイテッド航空ホールディングスは、第1・四半期の調整後1株損益が0.35─0.85ドルの赤字になるとの見通しを示した。ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港で2019年撮影(2024年 ロイター/Chris Helgren)
[シカゴ 22日 ロイター] - 米航空大手ユナイテッド航空ホールディングス(UAL.O), opens new tabは22日、第1・四半期の調整後1株損益が0.35─0.85ドルの赤字になるとの見通しを示した。アナリスト予想の0.21ドルよりも大幅な赤字となる。
同社の見通しはボーイング(BA.N), opens new tabの旅客機「737MAX9」の運航停止が1月末まで継続することを想定している。
ただ、2024年通年の堅調な見通しを受け、株価は引け後の時間外取引で約6%上昇した。
ユナイテッドによると、MAX9の運航停止は第1・四半期の燃料費以外の営業コストに約3%ポイントの影響を及ぼすという。
24年の調整後1株利益見通しは9─11ドル。アナリスト予想は9.58ドル。
米連邦航空局(FAA)は今月、米アラスカ航空(ALK.N), opens new tabが運航するMAX9の側壁の一部が飛行中に吹き飛んだ問題を受け、安全点検のため同機を運航停止にした。 もっと見る
ユナイテッドとアラスカ航空はMAX9の70%を保有しており、多くの欠航を余儀なくされている。
同時に発表した23年第4・四半期決算は、調整後1株利益が2ドルと、アナリスト予想の1.70ドルを上回った。ホリデーシーズンの堅調な旅行需要が寄与した。

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