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小松-上海便 再開 記念式典 3年9カ月ぶり 誘客期待

2023年12月18日 05時05分 (12月18日 10時51分更新)
上海からの搭乗客を笑顔で迎え入れる関係者ら=小松空港で

上海からの搭乗客を笑顔で迎え入れる関係者ら=小松空港で

 小松空港は17日、新型コロナウイルスの影響で運休していた中国東方航空(中国)の上海便が3年9カ月ぶりに再開した。週に2往復、木、日曜日に定期運行する。記念式典が同日あり、関係者が来年3月の北陸新幹線敦賀延伸を含めた、旅行やビジネスなどでの利用拡大を期待した。(山脇彩佳)
 上海浦東空港を出発し、121人を乗せた旅客機が午前12時30分ごろ小松空港に到着。一階ロビーで石川、福井両県の関係者、市内の旅館女将(おかみ)らでつくる「小珠(こたま)の和」メンバーが横断幕を掲げて、乗客を歓迎した。
 富山市の会社員丁書亜(しょあ)さん(33)は、福建省から飛行機を乗り継いで訪れた父と再会。父は3カ月日本に滞在予定で「北陸3県や東京観光をする」と笑顔を見せた。
 小松空港出発便には36人が搭乗し、予定より約40分遅れて、午後2時10分ごろ出発した。
 式では、馳浩県知事、中村保博福井県副知事、宮橋勝栄小松市長らがあいさつし、テープカットをした。
 中国東方航空日本支社の唐樺(とうか)副支社長が「石川は産業が発達しており、海と山にも囲まれ、観光客の誘客が見込める。経済の中心地である上海との空の懸け橋として、安全な飛行を提供したい」と話した。
 小松空港は、4月に台北(台湾)便が再開。28日にはソウル便の再開も予定している。来年3月の北陸新幹線敦賀延伸に合わせて、長野や福井などからの利用圏拡大を狙う。
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