秋田と台湾結ぶチャーター便就航 24年3月末まで
秋田県と台湾を結ぶチャーター便が就航した。格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾が2024年3月末まで毎週日、木曜日の週2便を運航する。秋田空港で10日に開いた記念式典で、佐竹敬久知事は「観光はもとより、文化やビジネス、修学旅行など様々な分野で交流を深め、地域経済の活性化につなげたい」と語った。
秋田空港の国際チャーター便運航は19年12月以来4年ぶり。180人が搭乗できる使用機材はほぼ満席だった。24年3月までの予約率も平均8割を超えているという。北東北を周遊するツアーが中心で、県内では仙北市や男鹿市、大館市などを巡る。
秋田ではインバウンド(訪日外国人)の宿泊客のうち、台湾は約4割を占めるセールスの最重点市場。タイガーエア台湾の陳漢銘会長は「秋田は新潟、仙台、花巻と並び重要なルート。新たにビジネス面でも交流が進んでほしい」と話した。
タイガーエア台湾は台湾の航空最大手、中華航空(チャイナエアライン)グループのLCC。タイガーエア台湾と旅行会社のスタートラベル(燦星國際旅行社)、秋田県の3者が共同でチャーター便運航を準備してきた。
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