星野リゾート、自転車こいで光るツリー BEB5軽井沢
星野リゾート(長野県軽井沢町)は若者向けホテル「BEB5(ベブファイブ)軽井沢」(同)で、宿泊客が自転車をこいで明かりをともすクリスマスツリーを設置した。BEB5軽井沢は毎年、サステナブルをテーマにクリスマスイベントを企画している。太陽光パネルと自転車による発電装置は佐久平総合技術高等学校(佐久市)が作った。
高さ約3.5メートルのツリーは土台に間伐材を使い、空き瓶やビニール傘で飾った。BEB5は友人や恋人などのグループ客をターゲットにしており、発電用自転車も2人乗りだ。こぐほど明るくなる仕組みで、動画を撮りながら楽しむことを意識した。ツリーの設置は25日まで。
佐久平総合技術高校の電気情報科3年生の7人が課題研究として装置を作製した。地元の学校とのコラボは初で、BEB5軽井沢の担当者は「若い世代に向けたホテルであり、装飾でも学生のアイデアが参考になった」と話す。イベント期間中は、菓子店などで出たケーキの端の部分をクリスマス仕様にデコレーションしたカップケーキも販売する。