兵庫県、ユニバーサルツーリズム認定宿に34施設を登録
兵庫県は4日、高齢者や障害者が気兼ねなく旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」推進に向け、県が定める基準を満たした県内各地の34施設を認定したと発表した。「ひょうごユニバーサルなお宿」として登録し、県の観光サイトで紹介する。登録施設はロゴマークを使えるほか、ユニバーサルツーリズムの専門家による助言を受けられる。
ユニバーサルツーリズムに積極的に取り組むことを宣言した68施設のうち、筆談や車いすの貸し出しに対応しているかなどの基準を満たした神戸ポートピアホテル(神戸市)やホテルオークラ神戸(同市)、ホテルニューアワジ(洲本市)など34施設を認定した。
県は11月に公表した12月補正予算案に、ユニバーサルツーリズム促進のため、エレベーターやスロープを設置するための補助費用を盛り込んだ。宿泊施設のハード整備を支援し、登録施設を増やす方針だ。
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