高速船「クイーンビートル」、利用促進模索 博多-釜山就航1年

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釜山港に到着したクイーンビートル=韓国・釜山市で2023年11月20日午後1時3分、下原知広撮影
釜山港に到着したクイーンビートル=韓国・釜山市で2023年11月20日午後1時3分、下原知広撮影

 JR九州高速船(福岡市)の旅客船「クイーンビートル」が博多(福岡市)―釜山(韓国)に就航して1年を迎えた。新型コロナウイルスの水際対策の緩和で訪日客は回復しているが、日本人観光客はコロナ禍前に達していないという。JR九州が企画した1泊2日のツアーに参加し、利用促進に向けて模索する乗務員らの姿を追った。【下原知広】

 「飛行機と競争する気持ちはありません。クイーンビートル(QB)は観光列車のような役割。窓から見える景色など船でしか味わえない旅の提案をしたい」。20日早朝、福岡市博多区の博多港国際ターミナルで取材に応じたJR九州高速船の田中渉社長は、移動時間や料金面で競合する航空会社とのすみ分けについてこう応じた。

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