ユニゾが米ファンドにホテル事業譲渡へ

民事再生手続き中のユニゾホールディングス(HD、東京)が、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に国内ホテル事業を譲渡することが28日、分かった。月内にもKKRとスポンサー契約を結ぶ。ユニゾHDが同日の債権者説明会で明らかにした。

ユニゾHDが手がける国内不動産事業は、別の企業と12月中にスポンサー契約を結べるよう交渉している。ユニゾHDは12月中に事業再生計画案をまとめ、来年2~3月ごろに開く債権者集会で承認を得たい考えだ。

ユニゾHDは海外の不動産事業の譲渡先も探していたが、譲渡価格を上回る税金がかかることが判明し、不動産を売却して清算することにした。

ユニゾHDは新型コロナウイルス禍などの影響で業績が落ち込み、今年4月に民事再生法の適用を東京地裁に申請した。

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