クーポン不正対策徹底 「おおいた旅得」予約開始 県、再発防止へ監視体制強化

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定例記者会見で発言する佐藤知事
定例記者会見で発言する佐藤知事

 県内への旅行者を対象にして12月から始まる「おんせん県に湯こ!湯こ!おおいた旅得キャンペーン」の予約受け付けが始まった。一定の条件を満たせば、飲食店や土産物店などの加盟店で使える「おおいた旅得クーポン」(電子クーポン)3000円分を発行する。クーポンを巡っては9月下旬に不正や不適切利用が発覚し、佐藤知事は11月7日の定例記者会見で、再発防止対策を徹底する考えを示した。

 キャンペーンは閑散期の観光需要を高める目的で企画され、対象期間は12月1日~来年2月29日(年末年始の12月29日~来年1月3日は除く)。10月30日以降の新たな予約で、旅行会社や宿泊施設が「旅得クーポン付」と明記したプランが対象となる。

 旅行支援策を巡っては、旅行代金の一部を補助する「新しいおおいた旅割第2弾」(全国旅行支援)の電子クーポンで計約1860万円の不正や不適切利用が発覚した。県は、クーポンの利用に必要なQRコード付きのチラシを事務局に過剰に発注していた別府市の2施設の関係者らを詐欺容疑などで刑事告発した。

 再発防止に向け、県は今回、宿泊施設の担当者らにIDを割りあて、担当者は専用サイトで対象者数に応じ、QRコード付きの券を発行する仕組みを導入する。対象者に券を渡す際、本人確認をした上で受領書に署名を求めるほか、不自然な多額のチャージがあればすぐに察知できるよう事務局の監視体制も強化する。

 また、これまでに不正や不適切利用が発覚した施設はキャンペーンの対象外とする。

 佐藤知事は7日の会見で、「不正があった事を重く受け止め、その様なことが起きない体制をしっかりつくらないといけない。多々、反省するところはあると感じている」と語った。

 キャンペーンの問い合わせは、事務局コールセンター( 050・3535・0234 )へ。

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