エアビー、第4四半期売上高見通しが予想下回る 旅行需要鈍化で

エアビー、第4四半期売上高見通しが予想下回る 旅行需要鈍化で
 11月1日、米民泊仲介大手エアビーアンドビーが発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想をやや下回った。2022年5月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
[1日 ロイター] - 米民泊仲介大手エアビーアンドビー(ABNB.O), opens new tabが1日発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想をやや下回った。コスト上昇や不透明な経済状況、地政学的混乱に旅行需要が抑制されていることが背景。
株価は引け後の時間外取引で4.9%下落した。
売上高は21億3000万─21億7000万ドルと予想。LSEGのデータによると、アナリストの予想平均は21億8000万ドルだった。
また、第4・四半期の予約の伸びが前期比で鈍化するとの見通しも示した。第3・四半期は海外旅行需要が急増したほか、都市部への旅行も回復した。
第3・四半期の平均客室単価(ADR)は前年同期比3%増の161ドル。一方、北米のADRは1%減と2四半期連続のマイナスとなった。
アジア太平洋地域の宿泊・体験予約は前年比27%増加。中国からの海外旅行が2倍以上に増加するなどクロスボーダー旅行の回復に支援された。同地域の事業は第3・四半期に新型コロナウイルス禍前の水準を完全に回復した。
第3・四半期売上高は18%増の34億ドル、アナリスト予想平均は33億7000万ドルだった。予約総額は183億ドル。
調整後1株利益は2.43ドルで、アナリスト予想平均の2.10ドルを上回った。

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