国体の相撲選手多くて「重量オーバー」かも…奄美大島行き、JALが臨時便で選手ら分散
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日本航空は12日、特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の相撲競技が開かれる奄美大島(鹿児島県)に向かう旅客機について、重量オーバーの可能性があるとして、羽田発の臨時便を出し選手らを分散搭乗させた。日航は「重量制限で臨時便を出すのは珍しい」としている。
日航によると、羽田と伊丹両空港発の便に相撲関係者の搭乗予約が多いことが判明。選手の体重を120キロと想定して計算したところ、重量規定により、運航に必要な量の燃料を搭載できない恐れが生じた。機体はいずれもボーイング737―800型機(165人乗り)だった。
日航は、奄美空港は大型機の離着陸が難しいことから、羽田発の臨時便1便を出し分散して運ぶことにした。伊丹からは14人に定期便で羽田に移動してもらい、臨時便には計27人が搭乗した。相撲競技は13日から始まり約460人の選手が来島。日航は競技が終了する15日も奄美から福岡空港行きの臨時便を出す。福岡発羽田行きの定期便も大型の機体に変更する予定。