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鉄道ファンだけでなく、誰もが「一度は乗ってみたい」と言う鉄道がある。15日に運行10周年を迎えるJR九州の寝台列車の「ななつ星in九州」だ。米旅行雑誌で3年連続、「世界一の列車」に選ばれた。その豪華な車内や運行コースはどのようになっているのだろうか。
ななつ星は九州一周を旅する豪華寝台列車で、名前は、九州7県と九州の主要な七つの観光素材(自然・食・温泉・歴史文化・パワースポット・人情・列車)、7両編成の客車を表している。
総工費は約30億円で機関車と客車7両の計8両で構成する。車両はデザイナーの水戸岡鋭治さん(76)が手掛けた。外観は「古代漆色」ともいわれるロイヤルワインレッドのつやと深みのあるところが特徴。「懐かしくて新しい旅」をコンセプトに客室の通路や調度品などに木材をふんだんに使う。人間国宝の十四代酒井田柿右衛門さん(故人)の洗面鉢や蜂の巣のオブジェが置かれる。外光を取り入れるためのステンドグラスの他、1号…
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