「地球の歩き方」に愛知版 売れ行き地元で好調

名古屋市の書店に平積みされた旅行ガイド本「地球の歩き方」の愛知版
名古屋市の書店に平積みされた旅行ガイド本「地球の歩き方」の愛知版

旅行ガイド本「地球の歩き方」の愛知版が8月に発売されて以来、県内での売れ行きが好調だ。9月中旬には早くも重版となった。観光スポットのほか、ご当地チェーン店といった住民になじみの深い情報や全54市町村の見どころを紹介。「地元愛」を意識した内容が人気を集めているようだ。

地球の歩き方は昭和54年に創刊。これまでに約160の国・地域のガイド本が出版され、最近は漫画とコラボレーションした特別版、京都や沖縄を扱った国内版も出ている。新たな試みとして観光地のイメージは強くないが「地元愛が強そうな県」としてプロデューサーの由(ゆ)良(ら)暁(あき)世(よ)さんらが選んだのが愛知だった。

全体で460ページほどのボリュームがある。地元の人も楽しめる国内版は今後も出版する予定で、北九州市版が来年にも出る。由良さんは「散歩も旅という視点で、身近な場所でも観光を楽しんでほしい」と話している。

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