石川県加賀市が、旅館やホテルの宿泊者に課す宿泊税の導入に向けた検討を始めたことが21日、市への取材で分かった。税収は観光振興事業などに活用する方針。来年3月の北陸新幹線延伸開業で観光客の増加も期待され、今後、宿泊施設関係者と意見交換を進め、具体的な仕組みや導入時期を詰める。
市によると、同日開催された市議会の予算決算委員会で、市側が導入を検討していると明らかにした。税収が新型コロナウイルス流行前の水準に回復させるのが難しい中、財源確保の有効な手段だと説明した。
加賀市には複数の温泉地があり、JR加賀温泉駅が北陸新幹線の新たな停車駅となる。