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訪日旅行拡大、カギは国際線回復 中国旅行最大手CEOインタビュー

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国内外メディアのインタビューに応じる中国インターネット旅行大手トリップドットコムグループ(携程集団)の孫潔最高経営責任者(CEO)=11日、上海市

国内外メディアのインタビューに応じる中国インターネット旅行大手トリップドットコムグループ(携程集団)の孫潔最高経営責任者(CEO)=11日、上海市

 【上海時事】中国インターネット旅行最大手トリップドットコムグループ(携程集団)の孫潔最高経営責任者(CEO)は13日までに、時事通信などのインタビューに応じ、訪日旅行拡大のカギは、国際線の回復に懸かっているとの認識を示した。中国経済は低迷傾向が強まっているものの、海外旅行の需要は「ますます伸びる」と楽観した。

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 中国政府は昨年末に約3年続けた「ゼロコロナ」政策を終了。以降、段階的に水際対策を緩めており、今年8月には約3年半ぶりに日本や米国への団体旅行を解禁した。ただ、同社によると、中国から日本へ向かう国際線の便数は、コロナが流行する前の2019年と比べて4割から5割程度の水準にとどまる。孫氏は増便には準備が必要だと指摘。需要の回復には「時間がかかる」と話した。

 中国では、東京電力福島第1原発の処理水が海洋放出されたことを受け、訪日旅行を取りやめる動きも出ている。孫氏はこの影響には言及しなかった。

 携程集団によると、海外旅行の予約状況は、急速に回復している。孫氏は先行きについて「非常に前向きだ」と強調した。同社のデータでは、調査対象の6割は年内の海外旅行を検討しているという。

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