ミニチュアの街で首里城など再現 沖縄に新テーマパーク
レジャー施設運営を手がけるリトルユニバース(沖縄県浦添市)は6日、沖縄県豊見城市に屋内型のミニチュアテーマパーク「SMALL WORLDS OKINAWA」を2024年春にオープンすると発表した。
琉球王朝時代の街並みなどを80分の1のサイズで再現、観光だけでなく地域文化を学べる修学旅行先としての誘客も狙う。来場者を3D撮影した画像からフィギュアを作成し街の中に置いて「住民権」を得るサービスも提供する。
同様の施設は東京都江東区で別会社が運営しており、今回が2カ所目。沖縄の施設では18世紀の沖縄を舞台にした「琉球王朝」エリアを設け、中国皇帝の使者である「冊封使」が首里城に入城する光景が再現される。
また、県内の観光施設や企業と連携し自然豊かな沖縄ならではのSDGs(持続可能な開発目標)に則した教育プログラムの作成も目指す。小型模型を動かして地域文化や農産物を紹介、沖縄への理解を深めるエリアも設ける考え。
来場者向けのサービスとして、大型3Dスキャナーで全身を撮影してフィギュアを作成、展示エリアに置くという「住民権」販売のプランも用意する。今後は著名なアニメコンテンツの世界をミニチュアで再現する考えだ。
藍川真樹社長は「沖縄の歴史や文化をアジアなど世界に広く発信したい。地元の人にも多く訪ねてもらうことも目標」と話している。