中国の旅行需要、なお19年水準に届かず=米カード大手

中国の旅行需要、なお19年水準に届かず=米カード大手
 7月27日、ビザとマスターカードの米クレジットカード大手2社は今週の決算発表で、中国の旅行需要は新型コロナウイルスのパンデミック前の2019年の水準になお届いていないとの見解を示した。写真はボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで2021年7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
[27日 ロイター] - ビザとマスターカードの米クレジットカード大手2社は今週の決算発表で、中国の旅行需要は新型コロナウイルスのパンデミック前の2019年の水準になお届いていないとの見解を示した。
ビザのバサント・プラブ最高財務責任者(CFO)は「中国本土については海外旅行が引き続き上向いてはいるが、依然として2019年の水準を大幅に下回っている」と述べた。
マスターカードの幹部も中国の旅行需要は回復の余地が残されているとの認識を示した。同社によると、訪中する外国人旅行客(インバウンド)は19年の50%弱の水準で、中国人の海外旅行(アウトバウンド)は同じく70%弱の水準だという。
中国は今年初めに厳格なコロナ封じ込め策を見直し、国境封鎖を解除したが、景気回復はまだら模様となっている。
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