近鉄、USJの公式ホテル改装オープン 家族連れ取り込む
近鉄グループホールディングス(GHD)傘下の近鉄・都ホテルズ(大阪市)は18日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の公式ホテル「ホテル近鉄ユニバーサル・シティ」を全面リニューアルオープンした。国内の観光需要やインバウンド(訪日外国人)が急回復するなか、米国のコミック(アメコミ)風の内装とUSJのパークをイメージした客室デザインで家族層の集客を狙う。
アトラクションの演出で使われる炎や水しぶきなどをイメージした色彩を客室に採用した。秘密基地を思わせるような2段ベッドを入れた部屋を新たに用意し、子どもも楽しく滞在してもらえるようにした。
客室だけではなく、ロビーやエレベーターホール、廊下にもアメコミをモチーフにした内装とした。担当者は「パークの余韻を楽しんでもらいたいと思い、ワクワクするホテルを用意した」と話した。
全面改装は2001年の開業以来初めてで、3月から順次開業している。改装によって平均客室単価は5000円ほど上昇。7〜8月は8割の客室が予約で埋まっているという。改装効果を生かして新規顧客とリピーター客の取り込みを目指す。