マリオットと積水ハウス、福岡に初の「道の駅」ホテル

米ホテル大手のマリオット・インターナショナルと積水ハウスは19日、福岡県うきは市に道の駅隣接型ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきは」を8月31日に開業すると発表した。地方創生をコンセプトとした同ブランドの国内28施設目で、県内では初。宿泊に特化し、利用客に道の駅など周辺店舗での食事や買い物を促す。
同ホテルは「道の駅うきは」に隣接し、延べ床面積2100平方メートルの3階建て。25平方メートルのキングルームとツインルームを計51室備え、1室1万4520円から。
県南東の内陸部に位置する同市は柿や梨といった果樹栽培が盛んで、豊かな自然環境を生かしたグリーンツーリズムを推進している。宿泊客に道の駅を拠点としながら観光や農業体験などを堪能してもらい、地域経済の活性化につなげる狙いがある。
両社は2018年に各自治体や地元企業と連携した地方創生事業を始め、道の駅に隣接した「フェアフィールド・バイ・マリオット」ブランドを全国で展開。九州では鹿児島県垂水市に4月に開業した。佐賀県嬉野市でも7月に予定している。