愛媛・大洲城に1泊110万円 四国で広がる「城泊」の魅力とは

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宿泊が可能な大洲城天守の内観=運営会社「バリューマネジメント」提供
宿泊が可能な大洲城天守の内観=運営会社「バリューマネジメント」提供

 四国で、お城に宿泊できる「城泊(しろはく)」の取り組みが広がり始めている。愛媛県の大洲城(大洲市)では2020年から始まり、香川県の丸亀城(丸亀市)でも24年度の開業に向けた準備が進む。城泊の魅力や宿泊料は? 魅惑の城泊の世界を探った。

 床の間から眼前に広がるのは「讃岐富士」と呼ばれる飯野山(標高422メートル)。高さ50メートルからは丸亀平野も一望できる。趣ある欄間、屋久杉の一枚板が使われた天井、金粉が吹き付けられた襖を見れば、「お殿様」「お姫様」気分を味わえる。

 宿泊するのは石垣の名城として知られる丸亀城の三の丸にある一室。東京都にあった旧藩主京極家の江戸屋敷の一部を1933(昭和8)年に移築した延寿閣別館だ。宿泊プランでは高さ約66メートルにある天守での夜間の一定時間の滞在も検討。国の伝統工芸士による「丸亀うちわ」の制作体験や、丸亀市内の中津万象園にあり現存する中では日本最古の煎茶席でのお茶会なども計画されている。料金も現在検討中だ。

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