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新型コロナウイルスの影響で休止していたいわて花巻空港(花巻市)と台湾を結ぶ国際定期便の台北線が10日、約3年2か月ぶりに再開した。ロビーでは、岩手の伝統工芸「南部古代型染」のコースターなどの記念品が配られた。
記念式典に出席した達増知事は「自然や食文化など岩手の魅力を発信したい」とあいさつ。台北線を運航する航空会社「タイガーエア台湾」(台湾)の
空港で記念式典
再開する台北線は、午後0時15分台湾・桃園国際空港発と、午後5時50分いわて花巻空港発の2便。いずれも180席と休止前と同規模で、水曜日と土曜日の週2往復運航される。
今回4泊するという台中市の絵画講師、林律均さん(60)は「温泉を楽しみに来た。日本を満喫したい」と話した。花巻温泉の佐藤寿美総括部長(62)は「苦しい3年間だったが貸し切り風呂の新設など受け入れ準備を進めてきた。台湾の魅力も伝えながら、相互交流を積極的に進めたい」と笑顔で話した。