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県は、2022年度の大分空港(国東市)の利用者数が、21年度比1・7倍の155万7801人だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大前の18年度(200万2626人)の水準には達しなかったが、3年ぶりに150万人を超えた。
県交通政策課によると、空港の利用者数はコロナ禍の20年度が56万546人、21年度が89万6637人と回復傾向だった。昨年4~9月頃は移動を控える人が多く、コロナ禍前の6割程度にとどまったものの、10月に国内観光の需要喚起策「全国旅行支援」が始まると9割程度まで増えた。
一方で、18年度比では77・8%にとどまった。国内線だけで比較すると、18年度比83・5%だった。路線別では、東京(羽田・成田)が122万4931人と最も多く、大阪(伊丹)が26万4639人、名古屋が6万4328人だった。
国際線は、日韓関係悪化の影響で、19年8月から運休していたが、6月からはソウル(
今年の大型連休も多くの利用者でにぎわっており、空港を運営する大分航空ターミナルの担当者は「感覚的に、コロナ禍前の利用者の水準まで戻りつつある」と話す。
県交通政策課は「新型コロナの感染症法上の分類が5類に下がり、6月からは国際線が再開する。さらなる利用者増が期待でき、今年度は、コロナ禍前まで回復させたい」としている。