エアビー、第2四半期の予約減速を予想 株価9%安

エアビー、第2四半期の予約減速を予想 株価9%安
5月9日、民泊サイト運営大手の米エアビーアンドビーは、第2・四半期に予約の伸びが鈍化し、客室平均単価が低下するとの見通しを示した。写真は同社のロゴ。2022年5月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
[9日 ロイター] - 民泊サイト運営大手の米エアビーアンドビーは9日、第2・四半期に予約の伸びが鈍化し、客室平均単価が低下するとの見通しを示した。需要動向の反転を示唆し、株価は引け後の取引で9%下落した。
旅行業界は過去数四半期に大きく回復したものの、高インフレによるリスクに直面している。
エアビーは第2・四半期に予約総数が減速するとの見通しを示した。昨年は蓄積された旅行需要を背景に高い伸びを記録していた。
過去数四半期は柔軟な働き方の普及や家計貯蓄の恩恵を受けて利益率が上昇していたが、景気見通しの悪化に伴いコスト管理を徹底し、通期のコア利益率維持を目指す。
第1・四半期の売上高は前年同期比約20%増の18億2000万ドル。アナリストの予想平均は18億ドルだった。特にアジア太平洋地域で回復が続いたとした。
客室平均単価は前年比横ばいの168ドルだった。
第2・四半期の売上高見通しは23億5000万─24億5000万ドルとし、アナリスト予想とほぼ一致した。

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