東京駅の目の前に、イタリアの高級宝飾ブランドの名前を冠した高級外資系ホテル「ブルガリホテル東京」がオープンした。「都内最高級」を目指して造られたホテルの内部はどうなっているのだろうか。
4月4日、三井不動産の複合施設「東京ミッドタウン八重洲」のセントラルタワーの高層階(40~45階)に、イタリアの高級宝飾品ブランドのブルガリが手掛ける「ブルガリホテル東京」が開業した。同ホテルの世界展開としては8軒目で、日本初上陸となる。イタリア高級ブランドのデザインと、日本の職人技の融合をアピールポイントとしている。
開業日に行われた記者発表会では、ブルガリホテル東京の初代総支配人である田中雄司氏、三井不動産の常務執行役員である川村豊ホテル・リゾート本部長や出店しているレストランのシェフらが登壇し、今回のオープンにコメントを寄せた。
三井不動産の川村本部長は、同社が注力する日本橋再開発について触れ、「(日本橋の)再開発が終わったら、ブルガリ風に言うとティアラのように、日本の中心で輝く存在として街の方に愛されると信じている」と述べた。
ブルガリ グループ エグゼクティブ・バイスプレジデントのシルヴィオ・ウルシーニ氏が、東京ミッドタウン八重洲の施工と設計を担った竹中工務店のクラフトマンシップを称賛する一幕もあった。
いよいよホテルへ、予約不要のバーラウンジ
最初に案内されたのが、最上階の45階。バーラウンジがあり、都内の景観が一望できる。こちらは予約不要で利用可能だ。
イタリアと日本の伝統がミックスした客室
続いて案内されたのが、ベーシックな客室であるスタンダードルームだ。部屋からは大きな窓ガラスを通じて都内が一望できる。宿泊費は需給バランスによって価格が変動するダイナミックプライシングのシステムをとっている。最低価格はスタンダードルームが25万円、スイートルームは55万円だ。
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