大阪マルビル中核施設「第一ホテル」、営業終える…半世紀の歴史に幕

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 今夏に解体が予定されている大阪マルビル(大阪市北区、地上30階建て)の中核施設、大阪第一ホテルが31日正午で営業を終え、約半世紀の歴史に幕を閉じた。

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 ホテルはビルが開業した1976年に営業を開始。円筒形の形状を生かし、460室の客室は10~29階に、中央のエレベーターを囲むように配置され、五つの宴会場も備えていた。フロントは、2003年まで屋上の電光掲示板で表示していたメッセージを受け付ける窓口にもなっていた。

 白石聡・総支配人は「数多くのお客様に支えられ長きにわたり営業を続けることができ、心より感謝申し上げます」とコメントした。

 この日は朝から最後の宿泊客が次々とチェックアウトした。山形県から妻や娘、孫と5人で訪れた農機メーカーの元役員の男性(74)は「現役時代は大阪出張の定宿だった。大阪といえばマルビルのイメージがあり、なくなるのはさみしい」と残念がった。

 ビルの地下に入る飲食店などは、5月末まで営業を続ける。ビルを所有する大和ハウス工業はビルを解体後、25年大阪・関西万博の期間中、敷地をバスターミナルとして活用する。その後、新ビルの建設に着手し、30年春に完成させる計画だ。

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