沖縄の観光客、2月は前年同月比3.3倍
沖縄県が発表した2月の入域観光客数は、前年同月比3.3倍の59万7900人だった。うち国内客は55万4500人で、新型コロナウイルス禍前の19年2月の53万2100人を抜いて2月の国内客としては過去最多だった。観光促進策「全国旅行支援」の継続に加え、プロ野球やサッカーのJリーグのキャンプ実施などが観光客数を押し上げた。
台湾や香港、韓国と沖縄を結ぶ国際線が順次再開する中、22年2月はゼロだった外国客は4万3400人となった。外国人を含む22年2月比の増加数は41万8700人で、1972年5月の統計開始以来、前年同月と比較した単月の増加数としては過去最大となった。
県観光政策課では「3月はホエールウォッチングのシーズンでもある。国内客は全国旅行支援の継続で堅調な推移を見込む。海外客も国際クルーズ船の寄港などで回復傾向にある」としている。