旅行支援、大型連休は除外 4月以降も継続の地域

観光庁などが入る中央合同庁舎第3号館=東京都千代田区
観光庁などが入る中央合同庁舎第3号館=東京都千代田区

観光庁は9日、全国旅行支援を4月以降も継続する地域に関し、4月下旬から5月上旬の大型連休中は適用対象外にする方針を明らかにした。多客期で支援がなくても旅行需要があるため。これまで、国が配分した予算を使い切った都道府県から終了するが、残額があれば4月以降も支援を継続できると発表していた。地域によっては夏ごろまで割引が続くことも想定されるという。

4月以降の割引商品は都道府県や事業者の準備が整い次第、売り出される予定。観光庁は、発売前に予約を済ませた場合は割引の対象外とする方向で検討している。

旅行支援は昨年10月に始め、年末年始の休止を挟み1月10日に再開した。終了前の駆け込み需要と反動減が懸念されており、激変緩和のため、1月の再開後は1人1泊当たりの支援額を最大1万1千円から7千円に縮小している。

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