ドイツ観光部門、今年は当たり年に コロナ禍から需要急回復

ドイツ観光部門、今年は当たり年に コロナ禍から需要急回復
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による打撃から立ち直ってきたドイツの観光産業にとって、今年は当たり年になりそうだ。資料写真、バルト海沿岸のバーネミュンデビーチ、2022年6月撮影(2023年 ロイター/Lisi Niesner)
[ベルリン 7日 ロイター] - 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による打撃から立ち直ってきたドイツの観光産業にとって、今年は当たり年になりそうだ。世界最大級の旅行・観光業界の見本市「ITBベルリン」の出展企業は、高インフレやウクライナ戦争にもかかわらず行楽客が大挙して訪れると期待を膨らませている。
独旅行大手TUIは、年初に予約が急増したと報告し、ボーメール最高経営責任者(CEO)は、この時期としては久しぶりに好調な業績を上げていると述べた。また同氏は、今年は良いか、とても良い夏になりそうだとし、パンデミック前の2019年を上回る成長を見込んでいると付け加えた。
TUIの同業オールツアーズは、旅行客と売上高の両方が昨年既にパンデミック前の水準を超えたと明らかにした。同社によると、今夏の需要も旺盛で、旅行客は昨年比30%増となっている。

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