空港の人手不足、改善策を検討へ 国交省有識者会議
国土交通省は24日、空港業務の人手不足対策について有識者会議で議論を始めた。新型コロナウイルス禍で地上業務や保安検査に従事する人材が減少し、従業員の処遇改善なども課題となっている。事業者からの聞き取りなどを踏まえ、6月までに業界への提言案を示す。
国交省の調査によると、旅客案内や航空貨物などの地上業務に従事する人材はコロナ前と比べ1〜2割、保安検査員は2割程度それぞれ減っているという。会議では国際線の本格的な需要回復を見据え、人材確保や処遇改善の前提となる業界の収益力強化に向けた取り組みを検討する。
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