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日本航空最大の労働組合「JAL労働組合」が2023年春闘で、基本給を底上げするベースアップ(ベア)について、過去最高となる6000円を要求する方針を固めたことが20日、わかった。ベア要求は3年ぶりで、実施されれば4年ぶりとなる。
今月下旬の中央委員会で正式決定する。年間ボーナスは、夏冬それぞれ月給2か月分に業績分を上乗せし、計5か月分以上を求める。
日航はコロナ禍による旅客需要の減少で業績が悪化したが、23年3月期連結決算(国際会計基準)では3期ぶりに最終利益が黒字になると見込む。こうした業績改善のほか、将来を心配する中堅・若手の離職による人手不足で従業員の負担が増えていることから、大幅な賃上げを求める。